顔料とは何? どんな顔料があるの?

ブログ

当社は昔ながらの顔料を取り扱っております。近年は廃番になる商品も多く、
どんどん品数は減っている状態ですが、まだまだお客様に必要とさせることも多く、
ネットショップで販売も致しております。
簡単ですが、顔料についての説明をしていきたいと思います。

 

顔料とは?

顔料とは色のついた物質のことを指します。塗料に顔料を加えることで、様々な色を表現でき美観を表現する役割を果たします。塗料に色があるのは顔料が入っているからで、顔料の入っていない塗料は透明なものとなります。

顔料は物質そのものに色がついた粉末状のもので、耐候性が高いなどの特徴があります。色が長く保持できるため塗料には様々な顔料を組み合わされて使用されています。

 

顔料の分け方

顔料は原料で分けると「無機顔料」「有機顔料」の2種類があります。

また種類としては「着色顔料」「錆止め顔料」「体質顔料」「機能性顔料」の4種類に分けられます。

 

無機顔料について

無機顔料は、鉱物や金属を主体とする無機物で、紫外線に強く耐候性に優れています。
色みは落ち着いた色が多く、鮮やかな発色性には欠けます。

主な種類としてベンガラ、亜鉛華、群青、緑青、二酸化チタン、カーボンブラックなどがあります。色としては、赤色、青色、黄色、白色、黒色が多いです。

無機顔料は耐候性や隠ぺい性など性能の高さから着色以外の働きをする「体質顔料」や「錆止め顔料」「機能性顔料」などに使われています。

 

有機顔料について

対して、有機顔料は、有機化合物(炭素を中心とした化合物)からできた顔料です。
特長として、透明度が高く鮮やかに発色できますが、紫外線に弱く色あせてしまう時間が早いです。
そのため、塗料では無機顔料と有機顔料を組み合わせて配合し、無機顔料をベースとして耐候性などの性能を確保し、有機顔料は鮮やかな色を作る「着色顔料」としての役割を果たしています。

 

着色顔料について

着色顔料はその名の通り、着色するために配合される顔料です。これらの着色顔料を組み合わせて、ほとんどの色が出来上がります。白や黒などの落ち着いた色は無機顔料で、黄色や緑、赤などの鮮やかな色は有機顔料が使われています。

*主な着色顔料
白:酸化チタン 亜鉛華 
黒:カーボンブラック 
赤:パーマネントレッド 
赤茶:ベンガラ 
黄:黄土
青:シアニンブルー 
緑:シアニングリーン など

 

錆止め顔料について

錆止め顔料とは、金属に対して防錆機能を持っている顔料です。金属向け塗料の中に配合され、塗膜を形成すると
金属を保護し錆や腐食を防ぎます。
鉛の錆止め顔料が性能が高く、過去に多く使われてきましたが、現在は環境問題や人体への影響を考え使用されていません。

*主な錆止め顔料
 亜鉛末 リン酸亜鉛 リン酸アルミニウム モリブデン酸亜鉛 MIO(雲母状酸化鉄)

 

体質顔料について

体質顔料とは、それ自体に着色力や隠ぺい力はありませんが、塗料やインキ、絵具、化粧品の中に配合することにより、増量剤としての役割や流動性、強度、光沢、粘度、付着性の調節などの性能面で補強を目的として配合される顔料をいいます。
主に、体質顔料としてもちいられるものはタルク、雲母、含水ケイ酸アルミニウム、硫酸バリウムなどの無機粉体であり、天然に産出する粘土鉱物の粉砕品が多く使われています。
それ以外では、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム シリカなどがあります。

 

機能性顔料について

機能性顔料とは、着色以外の性能を付与し、色素材料のことを指します。
視光線の選択的吸収による着色だけにとどまらず、光、熱、電場、圧力などの僅かな外部エネルギーによって物質変化をもたらす色素材料の事を言います。

*機能性顔料の一例

・メタリックやパール調、ゴールドなどの色調を作り出す。 アルミニウム粉 ガラスビーズ

・蛍光色を作り出す     蛍光顔料

・夜になると光る特性をもつ  蓄光顔料

・光触媒機能を持たせる   酸化チタン

・磁気の特性を持たせる   磁性酸化鉄

・汚れを防ぐ特性を持たせる  亜酸化銅

関連記事

カテゴリー

アーカイブ