染料とは何?どんな種類があるの?

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染料の種類はどのようなものがあるのか?

染料とは、水や油などに溶かして着色をする物質のことです。
顔料と違い、水や油に完全に溶けて混ざった状態になるので、布などの繊維にしみ込みやすく色が鮮やかに着色できる特徴があります。

当社でもいくつか取り扱いをしております。
染料は性質により多くの種類がありますので簡単ですが5種類ほど説明してしたいと思います。

天然染料

動物、植物から得られる色素で染料として用いられるものを天然染料と呼びます。
日本をはじめ世界中で古来より衣服の染色に使用されてきました。

天然染料は動物性のものと植物性のものに大きく分けられます。
動物性のものは、昆虫や貝類などから色素を抽出します。虫由来では、コチニール(赤色)貝由来ではカイムラサキ(紫色)などが有名です。
植物性のものは、植物の葉や花、根、樹皮など様々な箇所から色素を抽出します。
種類としては、アカネ(茜)、藍(アイ)、クチナシ、ベニバナ(紅花)、ムラサキ(紫根)などがあります。
特性として、合成染料で染色したものに比べて堅牢度(丈夫で色落ちがしにくい)が低く、特に日光、水、摩擦、酸、アルカリ、金属に弱いという欠点があります。

そうした意味で現在ではあまり使用されなくなっていますが、自然派志向や大量に採れない希少性から、製品の差別化が図れるとし天然染料を見直そうという動きもあります。

油溶染料

油溶(ゆよう)染料とは水には溶けずに油や有機溶剤に溶ける染料を指します。溶ける油の種類は油脂、蝋など、有機溶剤の種類はアセトン、エタノール、各種シンナー類などがあります。
特性として、鮮やかな発色性と透過性があり、堅牢度(丈夫で色落ちがしにくい)も強いことがあげられます。

用途として、ボールペンのインキ、印刷のインキ、色鉛筆、クレヨン、燃料への着色、合成樹脂への着色、化粧品の着色などがあり幅広い分野で使用されています。

当社在庫品スピリットブラック

塩基性染料

塩基性(えんきせい)染料はアルカリ性の性質があり、分子中にアルミ基やイミノ基などの塩基を持ちます。
水溶液中にて、色素の部分がカチオンとなるのでカチオン染料とも呼ばれます。
(カチオンとは+に帯電したイオンのことです)

紙や皮革、竹や木材など自然素材、絹や羊毛など動物性繊維やアクリルなどの化学繊維によく染まります。

特性として、色が鮮明で着色力に優れますが、紫外線に弱い性質があります。またアルカリや洗濯に対する堅牢度が弱いので、繊維への染色にはあまり使われません。

水には溶解しにくいため、水溶液を作る場合は溶解時にまずアルコール又は酢酸で溶解し,そして水で希釈します。

主な用途として、紙,皮革,木材の染色に,印刷用インキの製造などがあります。

代表的な染料としてオーラミン、マラカイトグリーン、メチールバイオレット、メチレンブルー、ローダミン、ビスマークブラウンなど

当社在庫品岩紫(メチールバイオレット)、金茶(クリソイジンクリスタル)

酸性染料

酸性染料とはその名の通り、酸性の性質をもつ染料となります。

酸性染料によってよく染まるものは、羊毛、絹などの動物性繊維、ナイロンなどの合成繊維があげられます。逆に木綿などの植物性セルロース繊維には染まりにくい性質があります。

酸性溶液(硫酸ナトリウムや酢酸)か中性溶液で染められます。水にも溶かすことができます。
特性として、染色は鮮やかです。堅牢度は高いものから低いものまで幅があります。

用途として羊毛、絹、ナイロンへの着色、皮革、紙、インキ、食用色素への着色などがあります。

当社在庫品ブリリアントスカーレット3R

直接染料

直接染料は水溶性で、水によく溶ける染料です。そのため染めやすさが特徴です。中性、または弱アルカリ性の溶液を用いて染色します。

よく染まるものとして木綿、麻、レーヨンなどの植物性セルロース繊維 羊毛、絹などの動物性繊維などがあります。

性質として、色の鮮明さは他の染料よりも劣ります。紫外線や洗濯に対しての堅牢度も強くありません。染めた後フィックス処理という薬剤を用いた後処理をすることで色の固定をし堅牢度を高めることができます。

当社在庫品スピリットブラックダイレクトブラックCRB

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